趣味のマネタイズ、利益と名声のインフレ、流行の一極集中化、作品の供給過多と、創作という行為を取り巻く環境は自分がそれを始めた当時から随分と変化していますが、自分としては一周あるいは二周(?)して開発を継続しない理由が失くなったため、細々と作業を継続していました。
もっとも、人生の浪費具合に頭を悩ませていた当時のほうが脳死というか現実逃避的に創作に没頭できていて、むしろ最近はたいして作業をしていなかったりするのですが!
記事の更新はますます気ままなペースになると思いますが、今後は永らく伏せていたシナリオ、地域、NPC、システムなどの各種設定の紹介記事も順次公開していく予定です。開発がやたら長くって、その過程で先月の記事にあるようにキャラの作風もドえれぇ変遷を経ていますが、そのカオス感もまたElonaライクと受け取って頂ければ、と思います。ちなみに、これまで未公開のNPCもちょくちょくイラストに混じっています……一体どういう存在なのか!?真相は以下略
・グローバルマップの完成度 95%
地形は数年前時点でほぼ完成しており、相変わらず必要な作業はマップアイコンのみ。
ダンジョンの配置は大陸のデッドスペースを可能な限り埋めるように変更される余地はありますが、こちらの作業量は微々。町ごとの距離に依存する襲撃度のバランスも改善済みでした。
・主要な町の完成度(13/13) 95%
マップそのものは過去に言及したように完成済みでしたが、修道院が主要な町に昇格したことで一つ増えています。残す作業は新規ユニークNPCの配置と、一部で地下空間の拡張などが予定されています。
余談ですが、Elonaでは依頼が発生する町の数に上限があるため、スタートアップワールド内で生活を完結させたい場合には他の大陸の町よりも先にドリスドール内の各町へ侵入しておく必要があります(ノースティリスやアセリアも対象)
・主要でない町、ほか中間マップの完成度(7/8) 70%
初期の構想から存在した大型の中間マップのみがほぼ未実装です。中つ国で例えるとエレボールとモリアの中間、Ruinaで言うなればまさしく小人の塔であり、美術的な面での作業量が多いので永らく敬遠してます。
・ダンジョンの完成度(21/31?) 60%
必ずしもすべてが独立しているわけではなく、仕様上の制約からマップ数を節約するために上述の町や中間マップと複合化しているものが多いです。
また龍窟のようにクエストと関連していないダンジョンが一定数あり、これ動機というか紹介がないとスルーされてしまうのでは?という危惧から、改めて関連付けをすべきか少し悩んでいます。
・ラスダンの完成度(0/2) 0%
ソニアワールドに近い形式で、ドリスドールからのみ侵入可能な個別のカスタムワールドとして想定されています。もっとも、これはシナリオ上の制約・演出とファイル管理上の都合で、ラスダンの規模そのものが個別のワールド相当になることを示唆しているわけではありません。それにしても既存のダンジョンの造りが贅沢なので、必然的にそれ以上のものとなるとなかなかの作業になりそうですが……。よって、実装前に配布される可能性が高いです。
・混沌の〇(0/3?) 0%
作業量的にもオマケみたいなものですので、優先度は低いです。大陸の空いたとこに置ける安心感はあります。
・クエストの完成度(?/50?) 30%
それなりに遊べるけれども未公開である最大の理由がこれです。現状、ワールド変数の管理に慎重を期していて、既に相当数のクエスト本文やダンジョンボスが実装されているものの、相互の関連付けがなされていないという状態になっています。今からでもADDTのグローバルキーを併用したほうが管理が楽かも……なんてことを考えており、未だ結論が出ていませんでした。
なお難易度はメインとサブ併せるとLv5相当からLv55相当までほぼ隙間なく配置されており、最大でも混沌程度の難易度に留まる想定ではあります。
・カスゴの完成度(2/13) 10%
以前にカスゴにはそれほど注力していないという旨の発言をしていましたが、比較的最近になって設定が生えてきました。
後々に個別の紹介記事を設ける予定ですが、ひとまずフラメア様みたいな感じで、主要な各神に同等の従属神がいるという設定です。ちなみにイツ様には氷属性と雷属性の巫女まで生えてます。この野郎!
・カスタムアイテム数(144/?)
母数はいつでも気ままに増えるので、よくチェックしていません。なんだかんだクエスト報酬の固定アーティファクトが多くなってしまいますが、装備面では通常生成される種数がスキルや部位ごとに拡張されていたりもします。一方、特別な効果を持たない純粋な家具などは少なめです。
・カスタムNPC数(82+153?)
町に登場するような中立以上の人型NPCがおよそ80体で、残りがそれ以外となります。これも母数はいつでも気ままに増えるので、あくまで数は現状で梱包済みのもののみです。クエストに関連するユニークのみならず、パン屋、交易店、馬屋、etcなど各役職も専用のグラフィックを持ったNPCに置き換わったものが多く、またヴァリアント固有のレアな役職は準ユニークともいえるようなNPCに充てられている場合もあります。
なおファイル数を節約する都合から、複数のマップに登場する同一のユニークNPCも基本的に単体のファイルで管理されています。
・カスタム種族数(10?)
AA的なデフォ種族の拡張志向に加え、基本的にステータスの差別化は職業で対応する傾向があるので独自のカスタム種族はあまり多くありません。それも新規大陸の設定から実装された人種のバリエーションとギミック用の極端なものが占めています。またRuinaでもお馴染みの”野伏”は本カスタムワールド内で種族として実装されていますが、これはより原典に近い意味合いを持つ描写とご理解ください。
・カスタム職業数(71!?)
MMAとhackで対応しているすべての職業がcnpcに直接記入される形で同梱されています。よって、後年に配布されたバランス調整版とは競合するので若干の注意が必要です。またMMA側で個別の対応がありながらも配布がレアで日の目を見なかった追加職業4種(readme_MMAの2013/09/06T(妹)版の変更内容を参照のこと)も含まれているので、カスタムワールドの導入後には遊牧民、マタギ、サジタリー、アマゾーンも自動生成されるようになります。一方、多くのCNPCが職業特性を披露するために実装されている面もあるので、カスタムワールド独自の職業はほとんどありません。
・ランダムテキストの完成度 99%
ブログの更新を放棄している間に最も拡張された箇所です。性格だけでなく役職や信仰、地域ごとに変化する一般会話のバリエーションも膨大ですが、デフォルトで無関心のNPCや、サモンなどで中立生成されたモンスターも専用の台詞を喋るようになりました。